玉来駅を出ると、ドンドンと高度を上げていき、遠くの山々が綺麗に見えてきました。 先ほどの列車もこちら列車も、乗車率は、2〜3割ほどとガラガラでした。 |
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14時42分、次の駅である、豊後荻(ぶんごおぎ)駅に到着しました。 この駅では、女子高生2人組と一人の老人が一緒に仲良く話しながら降りていくのが、すごく印象的でした。 こういうところがローカル線の良い所です。 |
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14時50分、滝水(たきみず)駅に到着しました。 大分県に別れを告げ、熊本県に入りました。 |
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14時57分、波野(なみの)駅に到着しました。 あと、一駅で終点です。 |
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この駅は、九州内で、一番標高の高い駅として、有名なところです。 この駅を過ぎると、阿蘇の外輪山を越えていきます。 |
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しばらく走行すると、外輪山を越えて、下界が見渡せるようになりました。 阿蘇に広がる街並みです。 |
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そして、外輪山のほうをみると、このようなギザギザの山が見えていました。
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段々と高度を下げていき、街並みへと入っていきます。
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そして、こちらの次に乗る予定の黒い列車が見えてくると、終点です。
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15時08分、宮地(みやじ)駅に到着しました。 ここで、次の列車に乗り換えるために、ホームで待ちます。 |
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宮地駅から先は、以前「SLあそボーイ号」が走っており、その名残からこのような駅名版まであります。 |
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反対方のホームには、新型のキハ220系の1両編成が停まっていました。 先ほどの列車より、こちらの列車に乗りたかったです。 |
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そして、こちらが宮地駅の駅舎です。 大きな三角の屋根がポイントでした。 |
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しばらくすると、次に乗る列車が遠くから見えてきました。 それにしても、山の景色がすごく綺麗です。 |
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次に乗るのは、15時37分発の、観光列車「あそ1962号」です。 通過駅もありますので、快速と言う扱いで、全車指定席の列車です。 |
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側面ですが、自転車のマークがあるのが、特徴ですね。 自転車も、持ち込んで乗れるようになっています。 それから、全部が黒の車体です。 |
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あそ1962のマークのほかに、アソカルデラライナーという別名もあるようです。
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早速、車内へと入っていきます。
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車内は、ボックスシートがずらりと並び、また蛍光灯とクーラー、そして扇風機まであり、このように見ていると、昭和時代である、1962年のレトロな車両であることが分かります。
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そして、ボックスシートの間には、このようにテーブルまであるので、飲食物が置けるので、便利です。
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窓かまちのところにも、肘掛があるので、これは急行型のボックスシートと呼ばれるものです。 また、日よけのカーテンも色が特徴ですね。 |
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そして、床を見ると、木張りの床。 これも今では、貴重です。 |
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そして、天井部を見ると、クーラー、蛍光灯、扇風機のほかに、荷物を置く、網棚もあります。 しかも、この網棚は、本当に網で出来ており、荷物をのせると、思いっきり曲がってしまいます。 |
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このような観光列車では、メニュー表が必ずあるのも、JR九州の特徴ですね。
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車内を探検することにします。 こちらの暖簾をくぐると・・・ |
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このような驚きの空間があります。
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こちらは、サイクルスペースのほかに、フリースペースにもなっており、ここで景色を見たり出来ます。 |
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また、この列車には、客室乗務員の人が乗務しており、売店もこちらのカウンターを使って行なっていました。
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こちらのほうが、サイクルスペースで、自転車を置くことが出来る場所です。
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このように、記念撮影が出来るように、ボードがありました。 観光列車であることが、象徴されますね。 |
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そして、こちらが「あそ1962」の車内で売られている、商品の一部です。 駄菓子や熊本名物のものやオリジナルの記念品など、色々とあって、いろいろと見たり触ったり出来ます。 |
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そして、車端部には、モニターがあり、1962年当時の映像やCMなどが流れており、見ているだけでも飽きないようになっていました。
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こちらの画像は、国鉄時代の頃に走行していた、急行「火の山」号の写真です。 この車両が、大改造を受けて、観光列車化されようとは、この当時は、考えられないかもしれないですね。 |
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化粧室も暖簾がかかり、リニューアルされていました。
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定刻どおりに発車し、15時40分、いこいの村駅に到着しました。 ここで、数人の乗客が乗り込んできました。 |
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15時43分、阿蘇(あそ)駅に到着しました。 ここで、反対列車の行き違いのため、約10分くらい停まりました。 |
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待ち時間があると、ホームを散策です。 まずは、こちらの看板。 あそ1962の歓迎版です。 |
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ホームには、変わった置物までありました。
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このように、クマが魚をくわえている、置物がありました。
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しばらくすると、反対列車である、特急「九州横断特急」号がきて、すぐに発車していきました。
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発車すると、田んぼの風景が広がってきました。
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また、このように阿蘇の山々が綺麗に見えていました。
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人家もほとんど見えず、立て揺れという独自の列車のゆれを体験しながら、進んでいきます。
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阿蘇の山は、赤というか、変わった色をしており、凄く目立つ山でした。
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16時07分、赤水(あかみず)駅に到着しました。 この駅では、明らかに指定券を持っていないであろう、人たちが乗り込んできました。 |
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段々と阿蘇の山並みが離れていき、下り坂へと入っていきます。 |
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そして、国道と並行して走るようになり、国道の駐車場には、牛の置物が遠くに見えました。
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下界の景色が見えてくるようになり、真下には、駅が見えてきました。
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ここから、三段スイッチバックと呼ばれる方法で、列車は下っていきます。 山の上には、風力発電の風車がありました。 |
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そして、隣に線路が見えてくると、次の駅に到着します。
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16時23分、立野(たての)駅に到着しました。 ここで、2分ほど停車しました。 |
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ホームへ出ると、スイッチバックの説明がありました。
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すぐに発車となり、折り返してきた線路が段々と上のほうへ、消えていきました。
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そして、山が消えて、熊本平野に入り、街並みが増えてくると、肥後大津(ひごおおづ)駅に到着しました。 ここで、反対列車の行き違いを行い、16時38分に発車しました。 このあとは、市街地を通り、あそ1962号の旅も、終わりが見えてきました。 |
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そして、17時21分、終点の熊本(くまもと)駅に到着しました。 楽しかった観光列車の旅も終わりました。 |
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そして、815系の肥後大津行きの普通列車が、そのまま発車していきました。 宮崎からスタートして、大分を通って、熊本まで・・・ この日も長距離を移動しました。 |